ニュース 『ロリポップチェーンソー』続編が発表:パブリッシャーの創造的なビジョン

『ロリポップチェーンソー』続編が発表:パブリッシャーの創造的なビジョン

著者 : Nova Oct 12,2025

ロリポップチェーンソーが10年ぶりに続編とアニメで帰還

10年以上の時を経て、カルト的人気を誇る『ロリポップチェーンソー』が続編とアニメ化の両方でカムバックを果たす。元開発元の角川ゲームスの後継企業であるドラガミゲームズが、昨年リマスター版『ロリポップチェーンソー RePop』に続いて新プロジェクトを手がける。

鮮血に染まった華麗なる帰還

2012年に発売されたオリジナル作品は、チアリーダーの主人公ジュリエット・スターリングとゾンビ斬りのゲームプレイという独自の融合でファンを獲得。クリエイティブチームには『ノーモア★ヒーローズ』の須田剛一や、後にDCスタジオの共同CEOとなるジェームズ・ガン(マーベルやDCで名声を得る前に脚本に参加)など豪華メンバーが名を連ねた。

昨年発売されたリマスター版『RePop』は、特にオリジナルのライセンス楽曲が含まれていなかったことなどから賛否両論あったものの、シリーズ累計販売本数は150万本を突破。その大半は2012年版による売り上げである。

原典の精神を受け継いで

続編発表にあたり、オリジナルの精神を維持することに重点が置かれており、主要スタッフ数名が復帰する。開発陣は特に、現代の感覚に合わせてゲームの特徴である過激なユーモアや美学を損なわないことを明確にし、「過度な創作制限を設けず、原作の独特なトーンを忠実に再現することを開発プロセスで優先する」と述べている。

発売に関する詳細はまだ明らかにされていないが、チームはオリジナル作品の記憶に残る血みどろで究極の世界観を広げつつ、ファンのフィードバックを取り入れることを約束している。

アニメ化はシリーズ復活に新たな次元を加えるものの、制作スタジオや公開時期については現時点で未発表である。